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Groupe PSAのコロナ危機に対する取り組み

作成者: PSAJ|2020年4月08日

Groupe PSAは4月2日(火)、コロナウィルスの蔓延の状況を踏まえ、それに対抗すべ
き取り組みを以下のとおり発表いたしました。

  • 自己防衛と援助:マスクや医療機器等の提供
  • 移動手段の提供:医療従事者への車両の提供
  • 専門知識の応用:人工呼吸器と、3Dプリンタによるバイザーの製作

世界的に多くの企業が自社社員を保障すべくテレワークや感染対策を試みている中、Groupe PSAは社会的ニーズ(健康維持、介護等)に応えるための対策を実施することを決定しました。

自己防衛と援助:約40万枚のマスク、AEDなどの医療装備を寄付

Groupe PSAは現状、約40万枚のマスクを病院、救急施設や自治体に寄付しました。また、グループ内の医療施設主導によって、ミラノ、マドリード、そして国内のミュールーズにも医療装備(AED=自動体外式除細動器や応急措置キット、手袋等)の寄付が推進されました。

移動手段の提供:医療従事者にカーシェアリング車両を提供

Free2Move(訳注:フランス主導で展開しているGroupe PSAのカーシェアリングサービス)を利用し、病院の職員や医療従事者に対し、パリ、マドリード、リスボン等の都市内のGroupe PSA保有車両を提供しています。

移動手段の提供:オペルファイナンスから医療機関に無償で車両貸与

オペルファイナンスからは、自社代車在庫または貸出車両在庫から医療機関に対し無償で車両貸与を実施し、オペルオーナーである医療従事者に対しては原価にて車両メンテナンスも提供しています。400台ほどがこれらのサービス対象として利用される見込みとなっています。

移動手段の提供:医療従事者のモビリティの保証にメンテナンスとスペアパーツ事業を継続

アフターセールスとスペアパーツ事業は、各国ディーラーネットワークの状況に応じて継続しています。これは主に、もっとも移動手段を必要とする医療従事者とその他お客様のモビリティを保障するためです。フランスでは現状、プジョー、シトロエン、DS、そしてオペルの販売店合わせて500拠点で営業を継続しており、引き続き必要とするお客様に対しメンテナンスとアフターセールスを提供できる状況にしています。

スペインでは、Groupe PSAとその販売網は、車両を提供することで(本社主導の対策と合わせ、ヴィゴーとサラゴサの製造工場と組んだ地域レベルでの取り組み)医療従事者のためのモビリティの保障を継続しています。また、モロッコでは50台のプジョー車両が政府に寄付されています。

自動車設計技術の応用:ポワシー工場で人工呼吸器の製造を準備

Groupe PSAは、フランスの3社(Air Liquide、Schneider Electric、Valeo)と共同で1万台の人工呼吸器を、4月上旬から5月中旬完成をめどに50日以内で製造するというプロジェクトを推進しています。
グループ自社のポワシー工場では、人口呼吸器の本体部分の製造に乗り出すべく、ワークショップが開催されます。Air Liquide(エール・リキード)のアントニー工場には、Groupe PSAからボランティア社員が派遣され、人工呼吸器の生産力向上に貢献しています。

自動車設計技術の応用:ブラジルで3Dプリンタによるフェイスシールドを製造

このような様々な取り組みのほかにも、Groupe PSAのブラジルブランチでは、3Dプリンタを使って、感染患者と接触を余儀なくされる医療従事者が利用するためのフェイスシールドのパーツ製造に着手しています。出来上がったフェイスシールドは公的な医療施設に寄付される予定です。

Groupe PSAは多岐にわたり行動を起こし、各地方自治体で実施される取り組みも積極的に支援しています。これらは主に、状況と必要性に応じ、各自治体にある支社の主導による活動となります(例えばモロッコでは、支社が自治体と提携し、マスクの寄付が実施されています)。

グループ内の各支店・拠点に派遣されているGroupe PSAの産業医の中には、コールセンターでのSAMU(フランスの医療救急隊)の受付対応に取り組んでいるものもいます。

Media contacts:
Karine Douet : +33 6 61 64 03 83 – karine.douet@mpsa.com
Valérie Gillot: +33 6 83 92 92 96 – valerie.gillot@mpsa.com

グループPSAについて

グループPSAは、あらゆる顧客に向けて、独自の自動車体験の創造と、モビリティソリューションを提供しています。グループ全体で210,000人の従業員と5つの自動車ブランド、プジョー、シトロエン、DS、オペル、そしてヴォクソールを擁しています。また、広範なモビリティとスマートなサービスをFree2Move のブランドで展開しています。グループPSAの“Push to Pass”プランは、グループのヴィジョンである“a global carmaker with cutting-edge efficiency and a leading mobility provider sustaining lifetime customer relationships”(生涯にわたる顧客との関係を構築するモビリティを提供し、最先端の効率性を備えたグローバルな自動車メーカー)になることを目指しています。自動運転と
コネクテッドカーの領域でアーリーイノベーターのひとつであるグループPSAは、PSAファイナンスを通じた金融活動およびフォルシアによる自動車関連サプライヤーとしても関与しています。また、2019年12月18日にFCA(Fiat Chrysler Automobiles N.V.)との対等合併に調印いたしました。新会社はOEM生産規模にして世界第4位、売上高にして世界第3位の自動車企業となります。

シトロエンについて

1919 年の創業以来、インターナショナルなフルライン自動車ブランドとして、堂々と、そしてクリエイティブなアプローチでつねにマーケットに臨んできたのがシトロエンです。シトロエンの各車を通じて個性溢れる特徴的なデザインとコンフォート性と先進技術によって自動車のある幸せなライフスタイルを提案し、自動車産業に新たな風を吹かせています。クルマに乗る人々とそのライフスタイルを真の意味で反映させたプロダクトを提供することを使命としており、ブランドのタグライン“Inspired by You”には、このフィロソフィーが込められています。シトロエンの製品は80近い国々で販売されており、2018年にはおよそ105万台の販売数を記録いたしました。また、日本国内市場は2018年度で前年比+15%と好調に推移してします。ブランド100周年となる2019年の今年はフランス本国はもちろんのこ
と、日本を含めた世界各国でさまざまな記念イベントが開催されました。

DS オートモビルについて

DS AUTOMOBILES(DSオートモビル)の目指すところは伝統のクルマが身にまとうアヴァンギャルド、前衛の精神「SPIRIT OF AVANT-GARDE」を受け継ぎ、フレンチブランドだけが成しえる「ラグジュアリー」をキーワードとしたフランスの自動車文化を復活させることです。ブランドの源泉となったDSは1955年の発表以来、今もなお20世紀のフランス自動車産業を最も象徴するクルマとして人々に親しまれています。ビジネスでの成功はもちろん、シャルル・ド・ゴール大統領をはじめ多くの政治家や著名人、セレブリティらから愛され、また映画シーンでの起用やスポーツシーンでの活躍など、DSはフランスの人々の生活に彩りを添え、フランス流のスタイルを全世界にアピールしています。DS AUTOMOBILESは、この伝統をバックグラウンドに2014年6月1日にシトロエンから独立し立ち上げられました。DSブランドは、ひときわスタイリッシュなデザインやテクノロジー、ニーズに合わせてダイナミックに変化する快適性、ディテールや素材にこだわったプロダクトとライフスタイルを提案していきます。

Groupe PSA Japan Press Contact

Groupe PSA Japan株式会社
広報室 / TEL 03-6412-7362
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